連載「素顔の選手《REDSげんき》」
小森飛絢(こもり ひいろ)17 FW
今回お話をうかがったのは、富山県滑川市出身の小森飛絢選手。印象的な名前の由来や、スポーツ好きの家族との日々、そして雪に覆われたグラウンドで培った体と精神の強さ。富山で過ごした日々の思い出を語ってくれました。
「ひいろ」っていう名前の由来、実は“スーパーヒーロー”なんです。中学生のとき、学校で自分の名前について調べる機会があって、そのときに親に初めて聞きました。小さい頃から友達に「スーパーヒーローみたいな名前だね」って言われることもあって、なんとなく気にはなっていたんですけど、そのとき初めて意味を知りました。
「飛絢」って、たしかに見ただけではなかなか読めないかもしれません。でも、自分としてはすごく気に入っていて、「いい名前を付けてもらったな」と思っています。
小学生のときは、とにかく外で体を動かすのが大好きでした。近くの公園でサッカーや野球をしたり、休み時間にはドッジボールやバスケットボール、サッカー……とにかく何でもやっていました。
走るのも得意で、100メートル走では1年生から4年生まで学年1位。足が速かったのでリレーの選手にも選ばれていました。持久走でもいつも1位でした。5、6年になると体格の差も出てきて2位になってしまいましたけど、運動神経はいいほうだったと思います。
父はもともと野球をしていたんですけど、大人になってからサッカーを始めました。その姿を見て、自然と自分もボールを蹴るようになったんです。
母は美容師で、今でも髪を切ってもらうことがあります。姉は小学校から高校までずっとバスケをやっていて、今は富山にいます。弟は神奈川で仕事をしながら、今もサッカーを続けています。子どもの頃は姉や弟とけんかばかりしていましたが、今では仲がいいです。小さい頃は、よく家族でキャンプにも出かけていました。
富山はとにかく雪が多くて、冬になるとグラウンドが一面真っ白になります。高校時代は、「走って雪を溶かそう」と言われて、みんなで雪を踏みしめながらひたすら走っていたのを今でもよく覚えています。
あの経験は本当に大変でしたけど、足腰は確実に鍛えられたと思います。あのときの積み重ねが、今の自分を支えているような気がします。
子どもの頃は、クリスティアーノ・ロナウドやメッシが自分にとってのヒーローでした。ああいうプレーを一度はしてみたいと思っています。
でも今は、「誰かのようになりたい」というよりも、「自分自身がヒーローになりたい」と思っています。名前に込められた期待に応えられるように、浦和のスーパーヒーローになれるよう、これからも全力で頑張っていきたいです。
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