111 2026.3.31

宮本優太が語る、
リーダーシップの原点と、
これまでの歩み

連載「素顔の選手《REDSげんき》」

宮本優太(みやもと ゆうた)2 DF

REDSDENKI

今回は、宮本優太選手にお話を伺いました。マチェイ スコルジャ監督から託された役割や、理想とするキャプテン像、そしてプライベートでの意外な一面まで。これまでの歩みを振り返りながら語っていただきました。

「守備のリーダー」と「副キャプテン」としての役割

今、チームではマチェイ監督から「守備のリーダー」として、ディフェンスラインに常に声をかけてほしいと言われています。それに加えて副キャプテンという役割もいただいたので、チームマネジメントの面でも、キャプテンの(渡邊)凌磨くんが気にかけきれないところをフォローしてほしい、とも言われています。

凌磨くんは前線や中盤の選手なので、後ろから感じていることを僕が伝えたり、スタッフとコミュニケーションを取ったりすることが多いですね。相手が誰であっても、思ったことはみんなに率直に言うようにしています。

周りから「リーダーシップがある」と言われることについては、なんだかんだ小・中・高・大とずっとそういう役割を与えてもらってきたので、なんとなく自分に合っているのかなという感覚はありますね。

小学生の頃は、自分がチームで一番うまかったこともあって自然とキャプテンになりました。当時は今のように周囲に気配りをするような感じではなく、性格的に言いたいことを言うタイプだったので、「うるさい人がキャプテンをやればいいんじゃないか」という周りの空気だったんだと思います。それでも練馬区で優勝したり、都大会に出たりと、チームとして「初」の結果を残せたことは良い思い出です。

中学でもキャプテンを任されました。中2か中3に上がるタイミングでコーチに急きょ指名されたのですが、そのときも理由は特には聞きませんでした。ただ、当時から周りの人に物事をちゃんと言ったり、いろいろなところに目を配ったりはしていたので、そういうところを見てくれていたのかなと思います。


© URAWA REDS

校時代に出会った、忘れられないキャプテン像

自分の中でしっかりとした「キャプテン像」を考えるようになったのは、高校時代からです。流経大柏に入ったときの3年生のキャプテンが、僕にとって今でも忘れられない理想の存在なんです。

その人はプレーが特別うまいタイプではありませんでしたが、とにかくメンタリティーがすごくて。練習から絶対に手を抜かないし、みんなが妥協してしまうようなところも常に先頭に立ってやる。「この人にならついていきたい」と思えるキャプテンでした。僕もその人を手本にしようと決めて、毎日提出するサッカーノートにその方の名前を書いては、「絶対に超える」と自分に言い聞かせていましたね。

一番壁にぶつかったのは、やはり高校時代でした。流経大柏は個が強い選手ばかりで、チームを一つにまとめるのには本当に苦労しましたね。

まず、チームの規律として絶対に守らなければならないことは、相手が誰であっても「ダメだ」とはっきり言いました。ただ、我の強い選手は、その間の「グレーゾーン」みたいなところを攻めてくるんです。その駆け引きには本当に苦戦しましたが、みんなのベクトルを合わせるために、人によって言い方やアプローチを変えるなどの工夫をしながら、根気よく向き合っていきました。最終的にそうした積み重ねでチームが強くなれたので、今では本当に良い経験だったと思っています。

大学では、3年生のときにトップチームの副キャプテンを務め、4年生のときでも継続して副キャプテンを務めました。4年のときは、それまでずっと学年リーダーだったこともあり、「自分がキャプテンをやる」という思いもありましたが、監督が指名したのは満田誠(現・ガンバ大阪)でした。ただ、立場が変わっても僕のやるべきことは変わらず、自分らしくチームのために取り組んでいました。


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達と旅行に行くときは、1年くらい前から準備

プライベートでも、リーダーシップと言えるかは分かりませんが、友達と旅行に行くときは僕が全部決めます。行き先や宿泊先、スケジュールまで、決まっていないと嫌になってしまう性格なんです。後悔したくないので、1年くらい前から友達に声をかけて「有給を取っておいて」と言うこともありますね。

実家での集まりも、奥さんと出かけるときも、予約担当はいつも僕。唯一、リーダーシップを取らないのは奥さんのご両親と旅行に行くときくらいです。そこは僕が口を出すところではないと思うので、運転手に徹しています(笑)。

レッズでも、今まさに勝てなくて苦しい時期にありますが、こういうときこそ自分が率先して動いていきたい。勝てない時期でも、やっていることは決して全部が間違っているわけではないと思うんです。だからこそ、何が良くて何が悪いのかを明確にしながら、チームがまた一歩ずつ進めるような「きっかけ」を僕が作っていければと思っています。


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