アクション映画を
見た後でフィギュア
を使って格闘したり・・・

ハマったのは「007」

僕はテレビでアニメを見る少年ではなかったんですが、ディズニーチャンネルはよく見ていました。
父親とよく映画を見に行っていて、海外のアクション映画がすごく好きでした。なかでもハマったのは「００７」です。初めて見たのは小学２～３年生のときで、全部ダニエル・クレイグです（ダニエル・クレイグは2008年から主演）。１回だけ、ピアース・ブロスナンの作品も見ましたけど、CG部分がめちゃCGっぽかったです（笑）。
００７はとにかくメチャ格好良いです。車も格好良いし、出てくる秘密兵器も格好良いです。敵を倒すときの派手さというか、すごく強いのに憧れたというのがあると思います。一人遊びが好きだったので、映画を見た後で、持っているフィギュアを使って格闘したり、アクションしたりしていました。

© urawa reds

マグロ獲りとか、漁師もかっこ良い　

ほかのアクション映画も見ますけど、スーパーマンのように銃弾をはね返すとか不死身のヒーローより、生身の人間が主人公の映画を多く見ていました。だからミッションインポッシブルとかダイハード、ワイルドスピードも大好きですね。ダイハードで、自分の肩を拳銃で撃って身体を貫通させて後ろにいる敵を倒す、というシーンがあるんですけど、それなんかすごいな、と思いました。それと、ミッションインポッシブルのトムクルーズは映画のシーンも凄いけれど、ＣＧなしとか、スタントマンを使わないという話を聞いてから見ると、よけい凄いなと思います。
今でもよく見ますよ。ワイルドスピードも００７も新しくできるらしいので、楽しみです。

それとは全然違う話ですが、僕は海鮮が好きなので、漁師も格好良いなと思います。マグロ獲りがいいですね。YouTubeなどでもよく見ます。海に行って魚を見ると捕まえたくなりますし、モリ突きとかサバイバル的なことに憧れます。
でも子どものころクラゲに刺されてから海自体はあまり好きじゃないです。

© urawa reds

子どもたちへは、あきらめないことを伝えたい

子どものころから憧れていたサッカー選手は中村俊輔選手です。僕はヴェルディのアカデミーだったんですけど、横浜Ｆ・マリノスやジュビロ磐田でプレーしている中村選手が大好きでした。今でもレッズが横浜ＦＣと対戦するときは、特別なおもいがあります。

今年プロになったばかりですが、先日、クラブのイベントで小学生に対してオンラインで「レッズ先生」という授業をやったんですよ。そしたら僕のことを知っている子がいて、うれしかったのと、自分が子どもたちから憧れの存在として見られる立場になったんだというのを意識するようになりました。
その授業では、あきらめないことを一番伝えたかったのですが、ちゃんと伝わったと思っています。
やりきって叶わないことがあるかもしれないけど、やる前から叶わないなと先にあきらめてしまったら本当に叶わない。最後まであきらめなければ叶うことも多いし、僕自身がそうだったのであきらめないでほしいということを言いました。
僕がサインなどをして喜んでもらえるのも、僕自身がピッチで活躍していればこそだと思うので、これからもっともっと試合で結果を出せるようにがんばります。

大久保　智明/１９９８年７月２３日、
東京都生まれ