連載「素顔の選手《REDSげんき》」
Episode2ぼくのヒーロー
江坂 任(えさか あたる)33 MF
ヒーローはカズさん、三浦知良選手です。 ヴェルディで活躍していたころは、まだ小さすぎて記憶にはないんですが、カズさんはヴィッセル神戸でもプレーしていましたから、神戸の11番、というイメージです。自分も点を取るのが楽しくてサッカーをやっていましたから、憧れました。神戸に住んでいたわけではないので試合を見に行くことはほとんどなかったですが、カズさんが好きでした。そもそもサッカー選手をあまり知らなかったし、神戸のほかの選手もあまり知らなかったです。 背番号も10番ではなく11番が好きでした。 カズさんの「カズダンス」も格好良いなと思った記憶はありますが、カズダンスの真似をしたかどうかは覚えていません。でも、たぶんやったと思います。 グッズとかは全然買っていないです。サッカー教室にも行ったことはないですね。 その後は、自分のサッカーに夢中でJリーグはあまり見ていませんでしたし、選手では日本代表選手を知っているくらいでした。
僕は2015年に流通経済大からザスパクサツ群馬に加入したんですが、その時の開幕戦の相手が横浜FCで、僕もカズさんも先発でした(2015年3月8日、群馬0-1横浜FC)。カズさんを間近で見たのはそれが初めてで、自分のJリーグデビュー戦にカズさんが先発しているのはうれしかったですね。 話なんか、おこがましくてとてもできないですよ。こっちは新人で初出場ですからね。試合開始前に並んで握手したときは緊張しました。カズさんはトップだし、僕も前めのポジションですから、試合中に1対1になることはありませんでした。近くにいたことも覚えていません。試合が終わってからも話せるものではないですし、カズさんからすれば、多くの選手の中の1人だったでしょうね。 自分のプレーで精いっぱいで、カズさんのプレーを見る余裕はなかったです。その後、カズさんと試合で両方が出たことはないと思います。 小学生になる前からプロでやっている人がまだ現役でいるというのはすごいですね。自分の親に近い年齢の人が、あそこまで自分を追い込めるのがすごいと思います。
今は自分がJリーガーとして、サッカー教室などをやることもありますが、そういうときに、子どもたちの憧れの目、みたいなものは感じます。 そういう憧れからプロへの道を歩み始める子もいるでしょうし、そのきっかけとなるような存在になりたいと思っています。 試合で自分を見てもらうとしたら、足もとのテクニックも大事ですがそれだけでは試合に勝てない。僕は攻撃のポジションですけど、必要なときは後ろまで戻って守備をしますし、勝利につながるプレーをすることが大事だというところを見て欲しいです。 もしプロ選手をめざすのであれば、テクニックだけではなくて、ひたむきさや目の前に勝ちにこだわる気持ちを常に持っていて欲しいですね。そういうものは誰かが見ているものです。
江坂 任 /1992年5月31日、
兵庫県三田市生まれ
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