44 2022.6.30

みんなが嫌っていた、生徒指導の先生が好きでした

連載「素顔の選手《REDSげんき》」

Episode3 ぼくの好きな先生NEW
岩尾 憲(いわお けん)19 MF

REDSDENKI

律や校則に厳しかったS先生

思い出に残る先生と言われて最初に思い出すのは、高校のときの現代社会のS先生ですね。
生徒指導を担当していて、規律や校則に厳しい先生でした。茶髪にしているとか、眉毛を剃っているとか、女子のスカートが短いとか、けっこう厳しく言う人でした。
ですから、ほかの生徒たちからは煙たがられていました(笑)。
僕は、そういう指摘をされるのが嫌で、きちんと守っている方だったので、何か言われたことはありませんでした。万一、何かの理由でサッカー部の活動を止められたりしたら嫌ですしね。でも当時は規律や校則を守らない生徒の方が割合的に多かったと思います。
大人になって考えると、そういう規律を守ることってけっこう大事なことだったな、と思っています。


© URAWA REDS

ポーツ科と普通科でテストを分けなかった

テストの話ですが、学力が違うという理由で多くの先生は普通科とスポーツ科とで、テスト内容を分けるんです。
でも、そのS先生は区別せずに同じ内容でテストをやるんです。僕が所属したスポーツ科が1クラス、普通科が4クラスで1学年5クラスだったのですが、そういうフラットにやってくれるのが良かったですし、S先生は悪いことは悪いとはっきり言うし、良いものは良いと言ってくれるんです。
僕が現代社会のテストの成績が学年で10位台だったとき「岩尾はこのテストでこれだけの点数を取るのは素晴らしいことだ」と言ってくれました。
嫌っている生徒が多かったんですが、そういうはっきりしたところが好きでしたね。


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業で映画を鑑賞した英語のY先生

やはり高校の先生で、女性で英語のY先生。この人はみんなから好かれていたと思います。英語の時間に、洋画を字幕で鑑賞しましょう、と言って映画を見たんです。「TAXI NY(タクシー・ニューヨーク)」(2005年日本公開)という映画で、視聴覚室のようなところに移動したと思います。
英語の時間1コマでは終わりませんから、その週の3コマぐらい使って続けて見ました。
だから続きも楽しみだし、「今週の英語は楽だな」とみんな喜んでいました。
映画の解説とか、中で出てきた英語を後で勉強するとかは一切なく、ただ映画を見ただけなんですが、そういう見方をすると英語を身近に触れられていいよね、というのはありましたね。
すごく印象的だったので、ストーリーもしっかり覚えています。
でも、それで英語を覚えたかというと、そんなことはなく(笑)、今も洋画を見るときは、吹き替え版を見ます。


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学生時代、ミニバスに移ろうかと思ったが

小学校では、たぶん6年生のときの担任のH先生が、優しくてきれいだったということをよく覚えています。
先生の話ではないんですが、小学生のときにはもうサッカーをやっていたんですけど、友達と昼休みや放課後にバスケットボールをやるのが面白くなって、5年生のとき、サッカーをやめてバスケに移ろうかと思ったことがあります。
放課後、バスケをやっていると、サッカーの練習があるので途中で帰らないといけないんですよ。一緒にやっている友達はミニバスのチームに入っているんですが、僕もそこそこできたので、その子から「チームに入ってよ」と言われました。人から認めてもらえるのってうれしいじゃないですか。それにそのときのサッカーはけっこう練習が厳しくてやめていく子も多かったんです。
でも親に言ったら「お前がやりたいと言ってサッカーを始めたんだから、男なら最後までやりなさい」と、やめさせてもらえませんでした。
もちろん今は、サッカーを続けてよかったと思っています。


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岩尾 憲/1988年4月18日
群馬県生まれ

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