76 2024.3.29

20代最後の誕生日に
いい思い出を作りたい

連載「素顔の選手《REDSげんき》」

Episode5 ぼくの誕生日
関根 貴大(せきね たかひろ)14 MF

REDSDENKI

ョコレートケーキを家族みんなで食べた子どもの頃

僕の誕生日は4月19日です。母親が4月15日生まれで自分の誕生日と近いので、いつも一緒にお祝いをしてもらっていました。姉も5月3日生まれで誕生日が近いので、今でも母親や姉の誕生日になると忘れずに連絡をしています。ただ、父親の誕生日は9月なので、うっかり連絡するのを忘れてしまいがちです。

小さい頃、食べ物の好き嫌いが激しくて、ケーキを出されてもチョコレートケーキしか食べることができませんでした。イチゴが乗っているショートケーキも、モンブランも、タルトとかも好きではなかったので、誕生日にチョコレートケーキを家族みんなで食べた思い出があります。


© URAWA REDS

生みんなが誕生日を祝ってくれた高校時代

小学校の思い出といえば、4月にクラス替えがあると自分の誕生日に気づかれずに過ぎてしまうことが多かった記憶があります。親からはスパイクをプレゼントしてもらいましたし、当時は『ゲームキューブ』が流行っていて、その頃に好きだった『NARUTO』のゲームソフトも買ってもらいました。

高校生のときは3年間寮に入っていて、寮生みんなが誕生日を祝ってくれました。僕は辛いものが好きなので、『暴君ハバネロ』というお菓子を30袋くらいプレゼントしてもらったことを覚えています。そういえば、トップチームに入ってからはダテちゃん(岩舘直:元浦和レッズ GK)という僕の後輩、じゃなくて先輩とよく一緒に遊んでいましたが、ダテちゃん、誕生日に何をしてくれたかな……すいません、はっきり覚えてないですね(笑)


© URAWA REDS

持ちを楽にさせてもらったドイツ時代の誕生日

2016年にはACLでオーストラリアに行き、そこで21歳の誕生日を迎えました。試合前日にロッカールームでみんながサプライズでバースデーソングを歌ってくれたのを覚えています。ただ、僕はその歌を知らなかったので、なんだろう?みたいな表情をしていたかもしれません。

ドイツのインゴルシュタットでは、23歳の誕生日に奥さんが手料理を作ってくれました。奥さんはいろいろと仕込んでいたみたいで、当時ドイツでもチームメートだった凌磨(渡邊凌磨:浦和レッズ 13 MF)と通訳兼コーチの二人が、隠れていたクローゼットから突然出てきて、サプライズでお祝いをしてくれたのもすごくうれしかったです。新しい環境でサッカーと向き合う中で、なかなかうまくいかないことも多かったですが、誕生日に自分の気持ちを楽にさせてもらいました。

24歳の誕生日はベルギーのシント=トロイデンで迎えました。奥さんとの2ショット写真をインスタグラムに載せたのではっきり覚えています。シント=トロイデンにいる日本人の方におすすめのお店を教えてもらって、奥さんが慣れない英語で予約してくれて、そこで写真を撮りました。

2022年にはタイでACLの集中開催があり、現地で27歳になりました。4月18日が憲くん(岩尾憲:浦和レッズ 6 MF)の誕生日で、その翌日が僕の誕生日だったので、2人で一緒に語り合ってお祝いをすることができてうれしかったです。


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らったときにびっくりしたプレゼント

去年かおととしのプレゼントで衝撃だったのは、母親からもらった地球儀です。「地球儀を欲しいと言ってたよね」と母親が言うんですけど、別にそんなことを言ったつもりはなくて、もらったときはびっくりしました。光を浴びると回って、夜になると止まる地球儀でした。あれは衝撃的な誕生日プレゼントでしたね(笑)

奥さんからは誕生日に合わせて何かをもらうのではなくて、欲しいものがあるときにプレゼントとしてもらうようにしています。誕生日に必ず欲しいものがあるとは限らないですし、本当に欲しいものをあげたいとお互いが思っているので、そんなふうに決めています。

今年の4月19日で29歳になります。試合前日なのでおそらく家族と一緒にはいられないと思います。でも、今年も憲くんと一緒にお祝いができたらうれしいですし、誕生日の前後には奥さんからもお祝いをしてもらえると思います。20代最後の誕生日にいい思い出を作りたいです。


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