連載「素顔の選手《REDSげんき》」
Episode6 ぼくのベスト3【神社・寺院編】
石原広教(いしはら ひろかず) 4 DF
今回は、神社・寺院巡りが大好きな石原広教選手に特に印象深い場所を聞きました。
護王神社を初めて訪れたのは4年ほど前、まだ妻と結婚する前に二人で京都を旅したときのことです。この神社は「足腰のご利益」で知られていて、ちょうどその頃、オフシーズンに足を痛めていた僕にとって気になる場所でした。参拝後、痛みが和らいだのを今でも覚えています。
妻は1995年生まれのいのしし年で、もともと神社巡りが好きでした。足腰にご利益があり、いのししにゆかりのある神社が京都にあると知り、ぜひ行ってみようという話になりました。護王神社の境内には「狛いのしし」があり、「いのしし神社」としても親しまれています。
今年は初めて1人で京都を回る旅をしました。その中で護王神社にも足を運び、やはり自分に合う場所だなとあらためて感じました。
1人旅では他にもいくつか神社を巡り、うさぎのお守りを見つけて子どもたちのために2つ購入しました。京都は行くたびに新しい発見があり、そのたびに魅力が増していきます。次の機会にも、また足を運びたいと思っています。
出雲大社とのご縁を感じたのは、妻と鳥取・島根を旅したときのことです。嵐のような大雨の中で向かいましたが、参拝中だけ光が差し、晴れ間が広がるという不思議な出来事がありました。そして、参拝を終えて外に出ると再び大雨に。この体験は今でも鮮明に記憶に残っています。
この出来事をきっかけに、神社巡りが僕にとって身近なものになりました。それまでは神社にあまり関心がなかったのですが、その旅を機に妻の影響もあり、足を運ぶ機会が増え、今では自分自身も楽しんでいます。
高校時代には、出雲大社杯という大会に出場するため初めて出雲に行きましたが、そのときの記憶はほとんど残っていません。でも、大人になって再びこの地を訪れたとき、その独特な雰囲気に心を動かされ、深く印象に刻まれています。
川崎大師は、中学1年生の頃から通い続けている、特別な場所です。当時、僕はケガが多く、中学1年の1年間はほとんどサッカーができない状態でした。そんな中、母に連れられて初めて川崎大師を参拝したのがきっかけで、それ以来、毎年訪れるようになりました。その後は大きなケガに悩まされることがほとんどなくなり、今もプロサッカー選手としてプレーを続けられていると感じています。
最近では、家族と一緒に行くのが恒例になっています。祈祷を受けている間、母が子どもたちを見てくれるのでとても助かります。この場所を訪れると、いつも心が落ち着き、「また頑張ろう」という前向きな気持ちが湧いてきます。調子が良くないときや、気分を切り替えたいときに行きたくなる、僕にとって大切な場所です。
行きたいけど行けていない神社や寺院もたくさんあります。オフシーズンには家族と一緒に新しい場所をめぐりながら、思い出を作りたいと思っています。ただ、子どもたちの体力を考えると遠出は難しいかもしれません。近場で楽しめる場所を探しつつ、家族との時間を大切に過ごしたいと思っています。
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